2024年10月【担当:三明先生(理学療法士)】
3歳(男子)自閉症スペクトラム R5.1~利用
【保護者様のご希望】
・思い通りにならないと癇癪を起して泣くため、気持ちの切り替えができるようになってほしい
※思い通りにならないと癇癪を起して泣き、活動に参加することが難しくなることがある
【目標】
・見通しが持てるようになり、気持ちの切り替えがスムーズになる
【改善状況】
教室での1日のスケジュールや指示を写真や絵カードなど視覚ツールを用いて本児が理解できるように提示した。癇癪を起した時、写真や絵カードを提示し自分で切り替えることができるまで待つことを繰り返していると自分で気持ちを切り替えて自分で椅子に座り、活動に参加することができる場面が増えてきており、気持ちを切り替えるまでの時間も短くなってきている。また、本児の好きな活動も提供することで様々な活動に意欲的に参加できる場面も増えてきている。自分で切り替えて活動に参加できるようになってきていることや落ち着いて楽しみながら活動に参加できている様子を保護者様にお伝えするとご家庭でも同じように成長を感じることがあり喜びを共有することができた。
2024年10月【担当:米田先生(児童指導員)】
5歳(男子)軽度の知的障害 R5.9~利用
【保護者様のご希望】
・できることを増やしてほしい
※職員の指示に沿って行動することが難しく、イスに座る時間に座らないことがある
【目標】
・椅子に座り活動に参加できるようになる
【改善状況】
様々な活動を提供し本児が興味のある活動を観察し、結果、運動療育に興味がある様子が伺えた。本児の興味のある運動療育を通して、適切な場面で椅子に座る力を育む取り組みを行った。椅子に座っていたら好きな運動の活動ができると本児が理解できるように、椅子に座ったら本児の名前を呼び、運動の活動を提供することを繰り返した。すると椅子に座って活動に参加できる機会が増えた。さらに他の離席する理由として感覚刺激を求めていることが考えられた為、感覚グッツを椅子や足元に設置すると椅子に10~20分の間、職員がそばにいなくても椅子に座ることができる機会が増えた。様々な場面で椅子に座ることができている様子を保護者様に伝えると喜びの言葉を頂いた。
2024年9月【担当:馬場先生(言語聴覚士)】
4歳(男子)自閉スペクトラム症 R5.10~利用
【保護者様のご希望】
・ボール投げ・キャッチをしてほしい
※ボールに視線がいかず他の方向を見て投げたりし、キャッチが難しい
【目標】
・ボールを追視し投げることやキャッチすることができる
【改善状況】
ご利用開始当初はボールに視線がいかない状態で投げる動作を行ったり、キャッチする際も職員の顔を見ている状態で行っている姿が見られた為、職員が本児に対して投げる際には「ボールを見るよ」「先生の手を見るよ」と声かけを行ったり、キャッチする際にも「ボールを見るよ」「手を出すよ」といった声かけなど、伝えられた箇所に注意を向ける練習を行った。また、ボールだけでなく風船など浮かぶ時間が長く追視しやすいものも取り入れた。それらの練習を繰り返すことで、本児がボールを追視し投げることやキャッチすることができるようになり、声かけがなくても自然と手が出るまでになった。保護者様にボールを投げることやキャッチをすることできるようになったことをお伝えすると笑顔になり喜んでいただけた。
2024年9月【担当:齋藤先生(保育士)】
5歳(男子)発達障害傾向 R5.12~利用
【保護者様のご希望】
・集団の前で話すことができるようになってほしい
※徐々に話す事は増えているが声は小さい
【目標】
・集団の前で話すことができるようになる
【改善状況】
本児はご利用開始当初から徐々に小声で職員に話すことができるようになったが、他児と話したり、人前で話したりすることが難しい様子がみられた。よって、職員は本児が他児と関わる機会を仲介し関係を作るところからはじめることで、本児は他児と一緒に活動したり話したりすることができるようになった。次に集団の前で話すことができるよう、お当番でのお片付けのお知らせや気持ちの発表をする場面を作り本児に提供した。本児は、集団の前でも徐々に話すことができるようになり、声の大きさも集団の他者が聞こえる声で話せるようになった。保護者様も集団の前で話せるようになったことを喜んでいただいている。
2024年8月【担当:米田先生(児童指導員)】
4歳(男子)自閉症スペクトラム症 R6.6~利用
【保護者様のご希望】
・お友達と一緒に遊んでほしい
※1人で玩具で遊び他児と積極的に関わる姿は見られていない
【目標】
・自発的に他児と関わりを持つことができる
【改善状況】
ご利用開始当初は他児との関わりは見られずに1人で遊んでいる姿が見られ、来所して間もない為に、まだ不安な様子も伺えていた。まずは本児が好きな玩具や運動を通して職員が本児との信頼関係構築を図った。信頼関係構築後に本児が他児の名前を呼びながら一緒の玩具で遊べるように職員は仲介し「貸して」、「いいよ」などのやりとりを仲介した。すると、現在では自発的に他児の名前を呼びながら「一緒に○○しよう」と言い他児と仲良く遊ぶ姿が見られている。が見られている。他児と仲良く遊ぶ様子があることを保護者様にお伝えすると、喜びの言葉を頂いた。
2024年8月【担当:松浦先生(保育士)】
5歳(男子)注意欠陥・多動性障害 R6.1~利用
【保護者様のご希望】
・自信をつけて様々なことに挑戦してほしい
※苦手なことや失敗する可能性があることは取り組もうとしない
【目標】
・褒められることを繰り返しながらできることを増やす
【改善状況】
ご利用開始当初は苦手だと思う活動には拒否が見られ、絵を提供した際は描ける絵も限られていたが、本児が描いた絵を職員が称賛しつつ、その絵に関する話題を出すことで、意欲的に絵に関する説明を職員に行いながら絵を描くということが増えてきた。さらに、本児の得意なSSTの時間を提供することで、本児が積極的に適切に発言することができ、その際に職員が称賛することでその後の活動にも意欲的に参加しやすくなった。保護者様からは以前に比べて描ける絵の種類が増え、うれしそうにお母様にどんな絵を描いたのか報告してくれるようになったと喜びの声をいただいた。
2024年7月【担当:米田先生(児童指導員)】
3歳(男子)自閉症スペクトラム症 R6.1~利用
【保護者様のご希望】
・特定の他児がいなくても不安がらず新しい環境に慣れてほしい
※特定の他児がいないと、教室に通うことに拒否が見られることがある
【目標】
・特定の他児がいなくても活動に参加できる
【改善状況】
本児は来所当初は特定の他児がいないと、活動に参加することが難しく、笑顔を見られることはなかった。しかし本児が活動に参加出来た際に職員が称賛しつづけたことで本児と職員の間に信頼関係が構築されて教室で笑顔を見せるようになった。また本児のやる気をより引き出す為とルールを守る力を強化する為にトークンを活用した。すると本児はとても意欲的に活動に取り組むようになり、1日を通して職員が提示したルールに沿って活動に参加できるようになった。特定の他児がいなくても活動に参加できている様子を保護者様にお伝えすると喜びの言葉を頂いた。
2024年6月【担当:三明先生(理学療法士)】
2歳(男子)発達障害傾向 R6.2~利用
【保護者様のご希望】
・発語が増えてほしい
※自発的な発声・発語が少ない
【目標】
・活動を通して発生や発語を増やしていく
【改善状況】
顔の体操を始めた最初の頃は絵カードを提示しても反応がなかったが現在はばいきんまん、タコの絵カードに反応を示すようになり笑顔で声を出すようになった。ニコちゃんの絵カードは険しい表情になり低めの声で拒否するなど感情の表出も見られるようになった。また、ばいきんまんの絵カードを見て「ばい」と発語がみられるようになった。「タコ」の絵カードを見せた際には「うー。」の口の模倣も少しずつ行えるようになっている。マラソンやサーキット、バランスボールを使用した活動の際にも笑顔や発声が増えてきている。教室で発語したことやご家庭での成長変化の喜びを日々保護者様と共有している。
2024年6月【担当:米田先生(児童指導員)】
3歳(男子)自閉症スペクトラム症 R6.1~利用
【保護者様のご希望】
・離席をしてしまい走るなどの危険行為を無くしてほしい
※他児が走っているとつられて走ってしまい、危険行動をしてしまう
【目標】
・イスに座ることを増やしながら適切な行動を学ぶ
【改善状況】
本児は以前は他児が走っていると、つられて走ってしまう姿が見られていた。また自分から走り出してしまう姿も時折見られることもあった。しかし、トークンを用いて「自由遊びが終わった後は片付けてお椅子に座る」とお約束事を決めたことで、自由遊び後を玩具を片付け、お約束通り1人でイスに座り膝に手を置いて進行している職員を見ることができるようになった。またトークンで得たご褒美をとても喜んでおり他の活動中も走り出すことがなくなり座ってお話を聞く姿が伺えて、適切な行動が増えてきており、保護者様から感謝と喜びの言葉を頂いた。
2024年5月【担当:上田先生(精神保健福祉士)】
4歳(男子)自閉症スペクトラム R4.2~利用
【保護者様のご希望】
・発語が増えて言葉でのコミュニケーションが取れるようになってほしい
※やりたいことや思いを通そうと泣いて、活動に参加が難しくなることがある
【目標】
・適切な行動を促し、職員の言葉を模倣して思いを伝えられるようになる
【改善状況】
もともと人と関わる事が好きな様子が見られ、家庭で大人の言葉を模倣したりと言葉に興味をもっていた。活動の中で自分のしたい事や思いに対してなんと言葉で伝えていいか分からず、自分の要望が通らないと泣いてしまう場面が多くあった。教室では、してほしい事がある時は職員に「○○して下さい」、おもちゃの貸し借りがしたい場合は他児に「○○君、そのおもちゃ貸して」など職員の言葉を模倣して言えるように促していった。現在は、言葉の不明慮さはあるものの「それ貸して」、「こっちに行きたい」など本児自ら言葉で思いを伝えられるようになってきている。保護者様からは、他の児童と言葉での関わりが増えていって嬉しいと言っていただけている。
2024年5月【担当:米田先生(児童指導員)】
4歳(男子)自閉症スペクトラム症 R4.7~利用
【保護者様のご希望】
・何か物を作ると必ず写真をとらないといけないこだわりを緩和してほしい
※写真を撮らないとかんしゃくをおこしてしまう
【目標】
・事前に写真を撮る枚数を本児に伝え、毎回写真をルーティンにしないことでこだわりを和らげる
【改善状況】
本児は自由遊びの終わりの合図であるタイムタイマーが鳴ると「写真を撮ってください」と職員にその都度伝えており、その時に写真を撮らずに片づけてしまうとかんしゃくを起こしていた。この対策として本児が来所した際にお約束事を決めることとした。5月11日には「写真は2枚まで」、5月18日には「写真は1枚まで」、5月25日には「写真は本日は0枚」とした。その結果、本児は来所時にお約束事を決めることで見通しを持つことができ、かんしゃくを起こさず、落ち着いた状態で玩具の片づけをすることができた。出来た時にはしっかり褒める事で約束が定着して来ている。
2024年4月【担当:米田先生(児童指導員)】
5歳(男子)発達障害傾向 R5.6~利用
【保護者様のご希望】
・人の気持ちを理解し、他者と適切な関わりができるようになってほしい
※他児に自分の気持ちを言葉に伝えることが難しい
【目標】
・自分の気持ちを他児や職員に対して言葉にして伝えることが出来るようになる
・他児との言葉を通しての適切な関わりができるようになる
【改善状況】
個別課題においてイラストカードを用いた「気持ちの理解」の練習を行った。その結果本児から嬉しい、楽しいことがあった際「僕は今嬉しい気持ちなんだよ」と職員に伝えることができるようになった。また、他児と自由遊びの時間において適切な言動が増え、良好な友達との関わりの中で笑顔がよく見られることを保護者様にお伝えすると、保護者様は同年代のお子さんとの良好な関わりを見たことがない為喜びの言葉を頂いた。さらに教室で職員に対して単語だけではなく文章にして自分の気持ちを伝えようとする姿が増えてきており保護者様と成長と変化を共有している。
2024年3月【担当:上田先生(精神保健福祉士)】
5歳(男子)発達障害傾向 R5.12~利用
【保護者様のご希望】
・出来ることをたくさん増やしてほしい、自信をつけてほしい
※見慣れてない人の前で言葉を発することや活動するのが苦手
【目標】
・言葉での発信ができるようになる
・他児とのやりとりを学んでいく
【改善状況】
自信がつくように療育では本児の好きな運動や小集団での活動を提供しつつ、教室が安心できる環境だと思ってもらう為、まずは本児と職員の信頼関係を構築できるように取り組んだ。イエスかノーで答えられる会話を重ね、また本児と職員が二人だけの空間や本児が落ち着いて過ごす事ができている車内で本児の好きなキャラクターや乗り物の話をした。始めは、うなずきやどっちがいい?と聞くと指さしで質問に答えてくれていた。現在は、興味があるものについて車内で他児もいる環境で話をしてくれ、中に名前を呼ぶと「はい」と大きな声で返事をしてくれている。保護者様からは本児の日々の変化について喜んでいただいている。
2024年3月【担当:松浦先生(保育士)】
2歳(男子)発達障害傾向 R6.1~利用
【保護者様のご希望】
・お友達との玩具の貸し借りを適切に行うなど、社会性を身につけてほしい。スプーンが使えるようになってほしい
※自分がほしいものは黙って手に取り、使う。お弁当を食べることに拒否が見られる
【目標】
・他児や職員とのやりとりで言葉を用いて関わる
・職員の手添えでスプーンを用いて食べ物をすくう
【改善状況】
他児が用いている玩具を本児が手に取ろうとした際は職員が本児の黒子になり、「かして」と言うことで、本児は模倣して「かして」を言うことができるようになった。さらに、職員の模倣を繰り返すことで「かして」だけではなく、「ありがとう」を自発的に言うことも増えてきた。スプーンを用いて食べ物をすくう練習は最初は拒否もあったが、本児の興味を示すイラストにスプーンで食べさせる真似をすることで、本児もスプーンを持ち、食べ物をすくうことができるようになった。ご自宅でも「ありがとう」を言うことができるようになったり、たくさんの言葉が増えて保護者様にも大変喜んでいただいている。
2024年4月
2歳(男子)自閉症スペクトラム R5.1~利用
【保護者様のご希望】
・思いどおりにならない場面でかんしゃくを起こすため、興味がもてることを増やしてほしい
※思いどおりにならない場面に泣いて、活動に参加が難しくなることが多い
【目標】
・色々な活動を通して楽しいと感じることを増やす
・見通しをもちながら安心して活動に参加する
【改善状況】
療育中の指示を写真や絵などの視覚的支援を用いて実施した。少しずつ理解が得られ、指示通り動ける場面が見られてきている。活動の中では最初は泣いてしまい参加できないことが多かったため、個別課題で感覚統合を用いて刺激入力を多く実施し覚醒向上を図り情緒の安定に努めた。その結果落ち着いて過ごせる時間や笑顔がみられる場面も増えてきた。リズムダンスの際に以前は泣いてしまい職員が本児の身体を手添えで一緒に動かしていた。最近は一人で参加できる場面が増え、手を動かす場面もみられることもある。保護者様とも様々なできるようになっていること共有し、成長と変化を感じていただいている。
2024年2月
5歳(男子)自閉スペクトラム症・知的障害 R5.7~利用
【保護者様のご希望】
・のんびりと過ごせる場であってほしい。友達との関わりを学んでほしい
※癇癪をおこすことがある。その場に合った適切な行動が難しいことが多い
【目標】
・見通しを持って活動に参加できる
・活動や場面の切り替えができルールを守ることができる
【改善状況】
職員と信頼関係もでき毎週とても穏やかに過ごすことができている。利用開始時はパニックになり癇癪も度々見られたが、本児に合った視覚支援を継続することで現在はパニックになることはなく、自分の思い通りにならないと泣くことはあるが切り替えも早くできるようになってきた。指示も通るようになったと感じる場面が多くあり、本児も頑張ろうとしている姿があり成長を保護者様と共に喜んでいる。又、ルールのある遊びも繰り返し機会を提供してきた結果、他児と共に楽しめるようになってきた。
2024年2月
3歳(男子)発達障害傾向 R5.10~利用
【保護者様のご希望】
・友だちとの距離感を学んでほしい、切り替えが困惑するときがあり困っている
※タイマーをしきりに気にする様子が見られる。他者の気持ちを理解しづらい
【目標】
・見通しをもちながら活動に参加する
・活動・場面の切り替えができる
【改善状況】
療育の活動の時間をタイマーを用いて視覚化している。利用開始時は、職員にしきりに「今何分?」と確認する様子が見られていたが、利用日数が増えていくにつれて職員に確認する回数が減ってきた。さらに他児との関わりを仲立ちし友達へ意識が向くようにしたことことで良い変化に繋がった。本児が不安に感じたり、見通しをもちづらかったりしたときにはパニックになることもあったが、その様子も見られなくなった。保護者の方もお家でもタイマーを日常生活の中で意識することが多くなっているとのお声をいただいている。
2024年1月
4歳(男子)発達障害傾向 R5.6~利用
【保護者様のご希望】
・集団の中で発言したり、お友達と関わってほしい
※自分から他児に話し掛けることが難しい
【目標】
・楽しみながら他児との関わりを増やす
・小集団の前で発言することに慣れる
【改善状況】
集団活動時に本児が理解できて楽しめるクイズを提供し、答えが分かる人は挙手をするように職員が伝えると、意欲的に挙手して発表することができた。さらに、自由遊びの時間は職員が本児と他児の興味のある電車の話題を提供することで、本児が他児に電車について笑顔で説明することができた。それらの仲介を繰り返すことで、1月頃より、職員が仲介しなくても本児が自発的に自由遊びの時間に他児に話し掛け、一緒に玩具で遊んだり、他児数名に対して「みんな聞いて。○○しよう」とブロックを用いた遊びを提案する場面が見られた。保護者様は本児が他児と楽しみながら関わることや集団の前で話ができることを大変喜ばれている。
2024年1月
4歳(女子)自閉スペクトラム R5.11~利用
【保護者様のご希望】
・スプーンを使って食べれるようになってほしい
※手づかみで食べることが多い
【目標】
・スプーンを使って食べることができるようになる
【改善状況】
職員が本児の手を添えながら正しい持ち方を教えていき、最初は「いただきます」をしたら一口スプーンで食べることから始めた。正しい持ち方で食事中に1回でもできればOKとし、しっかりほめていった。その後も声かけをしながら手を添えスプーンを使って口に運ぶことを繰り返していくうちに徐々にスプーンで食べる時間が増え上手に使えるようになってきた。保護者様からも「スプーンを使って上手に食べることができるようになってきて嬉しいです。感謝です。」と喜びの声をいただいている。
2023年12月
3歳(男子)注意欠陥多動症 R5.10~利用
【保護者様のご希望】
・集団の中でしかできないしつけをしてほしい。
※大人の指示が入りづらい。見通しがもてないと不適切な行動をする。
【目標】
・集団参加ができるようになる。
【改善状況】
「トランジションカード、個別課題、出来たことがあると沢山褒める」の3つの取り組みで様子が変化した。トランジションカードでは、活動の見通しがもてるようになり、落ち着いて活動を切り替えることができた。個別課題では、大人の指示を聞こうとする姿勢ができつつあり、素直に話を聞くことができつつある。沢山褒めることが、本児にはとてもうれしい体験のようで、イスに座ったり、三角座りをしたりすることが自発的にできるようになっている。
2023年12月
4歳(女子)自閉スペクトラム R5.7~利用
【保護者様のご希望】
・順番を待てるようになってほしい・気持ちの切り替えができるようになってほしい
※待つことが難しい、自分の意に沿わないと大声で泣く
【目標】
・順番の概念を理解し短い時間待つことが出来るようになる
・見通しを持つことで心の準備をし切り替えができるようになる
【改善状況】
活動の中で少し待つ体験を繰り返す。また、待機場所には本児が好きなキャラクターのカードを置いて待つことのメリットを感じられるようにすると同時に、本児が待ってでもやりたいと感じる活動を提供するようにした。最近ではどの順番になっても座って待つことができ、1日を通して落ち着いて過ごせるよになった。切り替えについては、行動の選択肢を提示し次の行動を自己決定するように促すとスムーズに切り替えが出来るようになり大声で泣くことはなくなった。他の所属先や家庭でも変化が見られ始め喜んでいただいている。
2023年11月
4歳(女子)自閉スペクトラム R5.9~利用
【保護者様のご希望】
・待つことが出来るようになってほしい
※活動において座って待つことが難しい
【目標】
・本児の好きなサーキットや運動などを通して三角座りで待つことが出来るようになる
【改善状況】
サーキットの時に本児が座る場所に三角座りで待つイラストや絵カードなど視覚支援を用いることで意識づけを行うことが出来てきた。姿勢が崩れそうになった時には職員が隣で見本を見せて促したりイラストを見せることで本児自身が気付きイラストや絵カードを見て「あっ」と言い、姿勢を直して三角座りをする姿が見られるようになってきた。三角座りで待つ時間が増えてきてほめられることが多くなった為、本児自身も自信がついてきて嬉しそうな表情を見せるようになった。保護者様からも「ちゃんと待つことができるようになってるんですね。すごいですね。」などの喜びの声をいただいている。
2023年11月
3歳(男子)自閉スペクトラム R5.9~利用
【保護者様のご希望】
・発語ができるようになってほしい、楽しく過ごせる場所がほしい
※発語がほぼない、人見知りが強く人に心を開くのに時間がかかる
【目標】
・職員や教室に慣れ、安心して過ごせる場になる
・職員と一緒に活動に参加しながら始まりと終わりを知る
【改善状況】
サーキットの時決められた待機場所で待ち、名前を呼ばれたら返事をしてスタート地点へ行く、順番に沿って取り組みゴール地点まで行くことができるようになった。また、職員が一緒に行うことで少しずついろんな活動への参加の仕方を覚え集団への参加が可能になっている。職員や教室に慣れ安心して通所できるようになりお子様自身が楽しめていることに保護者様も喜ばれ利用日数を増やしてご利用いただいている。
2023年10月
4歳(女子)自閉スペクトラム R5.9~利用
【保護者様のご希望】
・切り替えができて、他者と言葉で適切なコミュニケーションをとれるようになってほしい
※玩具の正しい使い方や他者との適切な関わりが難しく、活動中に決められた場所から離席する
【目標】
・本児の好きなリズム体操やサーキットなどを通し、集団活動に入ることができるようになる
・個別療育を通し、簡単なルールを守ることを繰り返す
【改善状況】
本児に個別スケジュールを提示し、「〇〇をしたら〇〇ができる」という見通しを持ってもらい、ブロックの組み立てや型はめなど簡単なルールに沿って取り組む課題を提供し、ルールを学ぶことで、集団の中で玩具を正しく使うことができるようになった。さらに、運動療育としてサーキットを提供した際は、顔写真を表記している順番ボードを提示することで、本児の順番になってお名前を呼ばれるまで、決められた場所に座って待つということができるようになった。加えて、職員からお名前を呼ばれた際、黒子の職員が「はい」と言って片手を挙げる言動を促すことを継続すると、自力でできるようになった。保護者様からはご家庭での成長についてや本児の活動中の笑顔の写真を見られ、「初めてこんな表情を見た」などの喜びの声をいただいている。
2023年10月
3歳(男子)自閉スペクトラム R5.8~利用
【保護者様のご希望】
・発語ができるようになってほしい、集団生活に入れるように準備をしたい
※発語がほぼない、集団のルールに沿って活動に参加するのが難しい
【目標】
・2個提示スケジュールを理解し見通しを持つ
・始まりと終わりを知り、タイムタイマーを用いて活動の切り替えができるようになる
【改善状況】
苦手な活動と好きな活動を組み合わせてスケジュールを提示することで見通しを持ち切り替えがスムーズにできるようになった。又、本児が他者に興味を持ち始めたのと相乗効果で、発語意欲も高まり職員の言葉を真似ようと口元をじーっと見て発声したり「あ」以外の五十音を発したり、行動に意味のある発声を伴う事が増えた。他にも椅子に座っている時間が長くなった、絵本を座って聞けるようになった、職員の動作を模倣することができ始めたなど様々な変化が見られた。教室での変化が、ご家庭や他の所属先でも見られるようになったことでより保護者様にも変化を感じて頂いており成長と変化の喜びを共有する日々が続いている。
2023年9月
4歳(男子)発達障害傾向 R5.6~利用
【保護者様のご希望】
・自信をつけながら様々な活動に取り組んでほしい
※自信のない活動は消極的になったり表情が強張ることがある
【目標】リズム体操時、「できた」を増やして自信をつける
【改善状況】
リズム体操で音楽を流しながら1曲を通してだと職員の手本に沿った動きが難しかったが、他児がいない場面で本児と職員がマンツーマンで音楽を流さず部分的にゆっくりのスピードで身体の動かし方を練習し、できた動作を称賛して本児が身体を動かすことに自信を持つことができるようにした。練習をした後に音楽を流すと、本児は満面の笑顔で職員の手本に沿った身体の動かし方ができるようになった。さらに後日、新たな曲でのリズム体操を行う日には自分の気持ちを他者に伝えることが難しい本児が職員に他児が来所するまでに練習したいという内容の要望があった。活動に対して自信を持って取り組んでいることに保護者様から喜びの声をいただいている。
2023年9月
4歳(男子)自閉スペクトラム症 R5.7~利用
【保護者様のご希望】
・気持ちの切り替えができてほしい
※気持ちの切り替えが難しい、こだわりが強い
【目標】スケジュールに沿って行動し、落ち着いて活動をする時間が増える
【改善状況】
個別の課題を集中的に行う事で落ち着いて活動に取り組む事ができるようになってきた。また指示やスケジュールを、短く区切って伝えることで気持ちの切り替えも少しずつできるようになってきている。できることが増えて褒められることが多くなってきたことで、本児も自信がついてきて周囲に対し安心感をもち始めたり、ご自宅での過ごし方に変化も出始め、保護者様からも嬉しい言葉をかけて頂き成長の喜びを共有させて頂いている。
2023年8月
4歳(男子)ADHD R5.6~利用
【保護者様のご希望】
・活動に参加し、集中力をつけてほしい
※活動時、決められた場所で活動したり、待つことが難しい
【目標】決められた場所に座って待つことができるようになる
【改善状況】
サーキットなどの運動療育を提供する際、マスキングテープで囲った場所に座って先生の話を聞いたり、順番を待つ時間があるが、室内を走り回ることが多く見られた。タイマー音が鳴るまで座ることができたら 本児が好んでいるキャラクターのシールを台紙に貼り、シールがゴールの枠まで集まると、キャラクターのカードをプレゼントするというトークンエコノミー法を実施したり、本児と職員が1対1の個別療育で指示に沿って行動するという練習をした。そうすることで、職員が指定した場所に座ることができるようになってきた。たくさんの成長が見られ、保護者様にも喜んでいただけている。
2023年8月
5歳(男子)自閉スペクトラム症 R5.6~利用
【保護者様のご希望】
・場面に合った行動、言動をしてほしい
※離席や職員が行うことを代わりに行おうとする
【目標】適切な行動や言動の理解
【改善状況】
おもちゃの貸し借りの際には「かして」、「ありがとう」の言葉を促し、集団活動時にどういった行動が適切なのかをプロンプトを用いて支援を行った。継続した支援によって、自発的に他児へ適切な声かけをする様子がみられたり、集団活動時には適切ではない行動をする他児に構わず三角座りで待つ様子がみられた。集団活動時に他児に影響されない事で、着席時の姿勢保持の時間も伸びており、保護者様の希望の一つでもあった姿勢保持時間の増加についても良い影響がみられている。多くの成長を伝え、保護者様にも喜んでいただけている。